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最新バージョン
ダウンロード


・システム要件
 対応OS:Windows XP
       Windows2000

 解像度:1024×768以上

・フリーソフト

本ソフトウェアはベクターソフトライブラリ からのダウンロードが可能です。
■技術紹介

ぬり絵ビルダーは、自然画を題材とする「大人のぬり絵」を自作するツールです。

色を塗って完成したぬり絵が、絵画や写真のように表現出来るぬり絵を
自作できるツールを目標として開発しました。

 この目標を実現するために、原画から単純な輪郭強調処理によってぬり絵画像を生成する方法は採用しませんでした。

ぬり絵ビルダーでは、画像の小さな領域ごとにぬり絵として必要な画像か不要な画像かを判断しています。

急激に輝度が変化している画像領域は、輪郭を含んでおり、ぬり絵として必要な画像と言えます。反対に、輝度の変化が非常に少ない画像領域は、ぬり絵として不要な画像です。また、輝度の変化が多い領域は、画像の特徴的な模様を含んでいます。

模様の画像領域には、ぬり絵として残したい領域と残したくない領域がありますが、画像の内容により判断基準は変化しますから、固定的な判断基準を適用してぬり絵にするかしないかを決定することは出来ません。

「ぬり絵ビルダー Ver.2.21」には、「輪郭線の調整」スライダー、「初期設定」ボタン、「輪郭線の色合」スライダーおよび「色付け」ボタンが準備されています。「輪郭線の調整」スライダーを操作してぬり絵の絵柄の複雑さを調整してから、「輪郭線の色合」スライダーで輪郭線の濃さを調整するとぬり絵を作成することが出来ます。「色付け」ボタンを押すと、原画の雰囲気が良く分かるぬり絵を作成することが出来ます。



例えば、下のヒマワリの画像について説明します。

        ヒマワリの画像            初期設定で作成されたぬり絵

下図左側は、ヒマワリの花びら付近を拡大表示したものです。
  

 背景の暗い色から、花びらの明るい黄色に変化している領域は、輝度の変化が大きいので右側の図のように輪郭としてぬり絵画像に変換されます。

 一方、背景の暗い色や背後に見えるヒマワリの葉そしてヒマワリの花びらの中央部などは輝度の変化が少ないので、ぬり絵には不要の画像であると判断されます。
  
    背景           葉         花びら

ぬり絵画像では、これらの領域は白色として表示されます。
  ヒマワリの花の中心部は輝度の変化が多い領域で、画像の特徴的な模様を含んでいます。
  

 2つのスライダによって、絵柄の複雑さと輪郭線の色合を調整することが出来ます。
  

 「輪郭線の調整」スライダーによって、絵柄は大雑把な状態から複雑な状態まで調整することが出来ます。
 

そして、「輪郭線の色合」スライダーによって、ぬり絵の色合を白に近づけたり、黒に近づけることが出来ます。
このように、1枚の原画から、自分の感覚や表現に適したオリジナルのぬり絵を作成することが出来ます。

ぬり絵の作成例を紹介します
原画を開いて、「初期設定」ボタンを押します。
 
       原画             作成されたぬり絵

作成されたぬり絵は絵柄が最も込み入った状態となり、色合いも濃い状態になります。
「輪郭線の調整」スライダーを原画の雰囲気が失われない程度に左側に移動すると下図のように変化します。

今度は、ぬり絵画像が薄く感じられますので、
濃さの調整スライダの「濃く」ボタンを押します。


今度は、濃くなりすぎましたから、
濃さの調整スライダの「薄く」ボタンを2回押します。

これで絵柄の細かさは丁度良くなりましたが、線の色合いが黒すぎるので、
線の色合いスライダを中央付近に移動して完成です。
 
        完成したぬり絵             初期設定で自動作成されたぬり絵

完成したぬり絵は初期設定のぬり絵よりも絵柄が細かく、線の色合いも薄めに仕上げられています。完成したぬり絵では、花びらや花芯部を精密に色付けすることも出来ますし、線の色合いが薄めなので、上品な絵画のように色を塗ることも出来ます。

主に、3つのスライダを調整することによって、様々な表情のぬり絵が作成出来ます。







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